クロス取引とは?
例えば以下のような『もう少し心に生活にゆとりを持ちたいな』と思えることはないでしょうか?
・ちょっと外食したいけど、外食にお金使うのもったいないなぁ。
・子供が『どっか食べに行きたい』っていうけど、『そんなお金ない』って言ってしまう。
・外回りのお昼ご飯、外食したいけどいつも弁当。(作る人も面倒くさい。)
・子供から『本買って!!』と言われ勉強のためにはいいと思うけど、きりがないから躊躇ってしまう。
・ガソリン代がもったいない。。。
・『松阪牛』『いくら』『たらこ』食べたいけど、スーパーで見つけても、見て見ぬふりしてしまう。
・家族でカラオケ行きたいけど、意外と高い。
・ジムに行きたいけど、高い。。。
・電化製品がほしいけど、まだ使えるし我慢してしまう。
・イオン(スーパー)での買い物はしないといけないけど、いつも13%引きで買いたい。
私自身、そこまでお金に困窮しているわけではないですが、『もったいない』という言葉が、脳内を占めており、余計なことにお金を使わないことが多い人間です。
ただ、心の奥底では、子供に自由に本を買ってあげたり、車でいろんな所に連れて行ってあげたり、apple watchを毎年買い換えてみたり、家でも松阪牛、いくら、たらこを食べたいと思っています。
そんな私と同じ様な気持ちを持つ方への記事です。
今回ご紹介させて頂くことで、私は『もったいない』脳を捨て去り、『心にゆとりを持って』上記の楽しみを家族で行うことができております。
※100万円くらいは自由に使えるお金のある方向けのお話です。(常にお金が拘束されることはないです。)
その方法は、タイトルの通り、
株の優待クロス取引です。
ご存じでしょうか。
この方法で、私は額面100万円以上の優待を頂いております。
それだけあれば、上記にあげた程度の『心にゆとりを持った』買い物ができる様になることがお分かり頂けるかと思います。
株主優待で得られる具体的なもの
①外食
・『すかいらーく』という銘柄で、ガスト等で利用できる自社券を半年に一回33,000円〜36,000円
・『壱番屋』という銘柄で、ココイチの自社券を6,000円
・マクドナルド、すき家、吉野家、ステーキ宮、くら寿司等々
②クオカード
・探せばいくらでも出てきますが、それを利用すれば、本を購入することができたり、エネオスでガソリンを入れることができます。
③カタログギフト
・こちらもいくらでも探せば見つかりますが、1,000〜20,000円程度のカタログギフトを頂く事ができており、『松阪牛』『いくら』『たらこ』等、欲しい物を頂くことができています。
④イオン
・『イオン北海道』等の、イオン系列銘柄で、10%OFFチケットを頂けますし、イオンのオーナーズカードをもらうと3〜7%の優待です。更にイオンのクレジットカードも利用できるので、非常にお得に生活必需品を購入できます。
同様な優待が、フジ、平和堂等でも得ることができます。
どんな物があるかは、証券会社を開設するときれいにまとめられているので、ご参照下さい。
また、是非、フリマサイト『ラクマ』で、『株主優待』と検索してみて下さい。大量に出品されており、もしかしたら購入されたことがあるかと思います。
このクロス取引にかかる平均コストは、額面に対して10%程度です。
計算すると、出品者がいかに利益を出しているかご理解頂けると思います。
ここまでで、ある程度、株を買って優待をもらえるとゆとりのある生活が得られることがお分かり頂けたでしょうか。
ここで良くあるご質問にお答え致します。
良くある質問
Q:株ってなんか怖い。株価が上がればいいけど、下がることもあるから損するんじゃない?
A:最初に考える所ですね。それが株価が下がっても損しない方法があるんです。『そんなうまい話があるわけないじゃない』という声が聞こえてきそうですが、うまい話があるから多くの人がやっているんです。ただ、株価が上がってもそれによって利益がでることはありません。
このクロス取引は、株価が上がっても下がっても、利益にも損にもならない方法で、少しの手数料で優待がGETできる方法です。
そしてこの『少しの手数料(大体優待価格の約10%)』がいくらになるのかは、購入時に確定するので、優待ー手数料がプラスであればいいという訳です。
【SBI証券のクロス取引(つなぎ売り)を紹介したサイトです】
いかがでしょうか。要は、株を『買い』『売り』を同時に行うことで、その後株価が上がっても下がっても損しない。(得もしない状況になります。)
例えば、株価100円で、『買い』をします。株価が90円になったら、10円損しますよね?ただ、株価100円のタイミングで『売り』も同時に行うと、株価が90円になったら、100円で借りた物を90円で返せばいいという状況になり10円得しますよね。損した10円と得した10円が相殺されて、得も損もしない状態になります。
ただ、『売り』から始めるのは、他の人が持っている株を貸してもらうと言うことなので、持っている限りレンタル料がかかります。これが一つの手数料です。後、もう一つ気にしないといけない手数料は、購入手数料です。この手数料が優待より低くなっている物を選びます。
ここまでのクロス取引についてのまとめ
・株の優待を貰えると日々の生活が少し余裕に感じることができる。
・株が下がっても上がっても、得も損もしない方法がある。
・それがクロス取引(つなぎ売り)
・約10%の手数料で優待がもらえる。物によりますが20円の手数料で1,000円のクオカードが貰えるときもある。
ということをご理解頂けたかと思います。
ここから本題に入っていきます。まだまだ長いので、どの様な内容でお話していくかまとめます。
クロス取引を行うまでの流れ
- クロス取引を行う上で必要な物
- 証券会社の登録
- 効率的なクロス取引銘柄の探し方
- クロス取引の流れ
- クロス取引をする上でのコツ
それでは早速紹介していきます。
①クロス取引を行う上で必要な物
・証券会社の口座
株のやり取りを行うので、証券会社の口座が必要になります。
こちらは無料で作ることができます。
更に信用取引ができる状態にする必要があります。
・お金
今年の3月100万円で購入できたのが以下の銘柄です。
大体、26,000円分の額面になります。
これにかかった手数料は、1,500円です。
もちろん、お金を増やせば増やすほど、得られる利益も大きくなります。
5千万円くらい手持ちのお金があれば、3月単月で、70万円近い利益を出すことができます。
ただ、毎月この様に、利益がだせるかと言うとそうではありません。
その月に優待を設定している会社が多ければ多いほどチャンスがあるので、是非、検索してみて下さい。
必要な物は、たったこれだけです。
②証券会社の登録について
次は、証券会社の登録です。
証券会社は色々とありますが、クロス取引に使える証券会社は限られています。
お勧め順に書いていきますね。
①SMBC日興證券
②楽天証券
③auカブドットコム証券
④SBI証券
⑤GMO証券
⑥マネックス証券
私は全て開設しています。理由は、『株の在庫が証券会社によって違うから』です。
どういう事かというと、株を売りから始める時には、誰かに株を貸して頂く必要があります。
直接誰かに貸して頂くのではなく、証券会社が代行してくれます。
ただ、貸してくれる株が無尽蔵にあるわけはなく、欲しい人が増えると貸してくれる株がなくなります。
こうなると『売り』をしたくても売る株がないので売れずに、クロス取引ができない状態になります。
この在庫は各社によって異なるので、証券会社の数が多ければ多いほど、チャンスが増えると言うことに繋がります。(ここでは、制度信用ではなく、一般信用の話をしております。一般的にクロス取引は一般信用が使われます。参照:https://www.kabuyutai.com/column/seido_sintori.html)
最初は、SMBC日興證券だけでもいいかもしれません。特に使える金額が100万円程度であれば、増やすと有効に全てのお金を使えない可能性が高まります。
SMBC日興證券の開設方法はこちら
開設自体はとても簡単ですが、クロス取引をするためには、以下の設定をお勧めします。
・【必須】日興イージートレード信用取引
これを登録する際に色々と質問されます。この過程で解答を間違えると審査に落ちてしまい6ヶ月再申請ができなくなりますので、しっかり文章を読む様にして下さい。
・【必須】ダイレクトコース
クロス取引は手数料勝負です。以下の通り、ダイレクトコースは手数料削減に大きく貢献してくれるので、必須と考えて下さい。
それぞれの証券会社の私なりの印象は以下の通りです。
①SMBC日興證券
・ここで取引ができれば手数料が一番安くなるケースが多い。
・夕方の注文の開始時間が17時で参戦できる方が限られていることと、昼間にも在庫が追加されるケースが多いイメージがある。
・その分早く在庫切れ状態になる。
②楽天証券
・大口優遇が取れれば、劇的に手数料が低くなり、競争優位になる。
(大口優待に関しては、ご要望が多ければまとめます。)
・比較的在庫が豊富。
③auカブドットコム証券
・SMBC、楽天の手数料の安さと取引のしやすさを考えると、初心者向けではない。
・その分、在庫は豊富。慣れてきたら使い道は大いにある。
④SBI証券 ⑤GMO証券 ⑥マネックス証券
・メインで使うことは少ないですが、上記で取りこぼした銘柄を取得するのに使える事もあります。
③効率的なクロス取引銘柄の探し方
ここが一番重要と言っても過言ではありません。この部分で考えないと行けないのは、2点です。
・利回りが高く在庫がある銘柄は何か
・その銘柄を購入予定の証券会社で購入した場合、手数料はいくらか
この2点を調べ、自分なりにこの手数料でこれだけの優待を貰えたら十分と思えるタイミングで購入しましょう。個人的には、ぎりぎりにして多少の手数料を削るより十分に在庫がある状態で購入してしまって気持ちを落ち着かせるという考えで行っております。
1点目、『利回りが高く在庫がある銘柄は何か』調べるには、こちらのサイト
とても優秀です。月毎の利回り順で銘柄を確認でき、更に各証券会社の在庫、大体の手数料を計算してくれます。
ただ、手数料の計算に関しては、簡易的なものなので、実際自分が購入する数量、日付、取引方法まで細かく設定することができません。
2点目、手数料を細かく調べるにはこちらのサイト
この2つのサイトを利用すると効率的に銘柄検索ができます。
一度、確認してみてはいかがでしょうか。
④クロス取引の流れ
それでは、実際の流れを紹介します。
証券会社の信用取引の開設、お金の入金は終わっていて、③によって欲しい銘柄、その在庫の確認も終わっていると仮定して話していきます。
【SMBC日興證券】
〜購入編〜
慣れるまでは、購入するタイミングは、17:00〜0:00までを強くお勧めします。朝購入することも、取引中に注文することもできます。ただ、失敗するリスクも高くなります。私自身、何回か失敗しております。
①ログインする
②『お取引』をクリック
③信用取引の取引銘柄一覧をクリック
④銘柄コードに欲しい銘柄を入力(例:吉野家)
⑤矢印部分の『一般信用売り』をクリック
⑥『注文数量』入力・『成行』『当日』を選択
⑦確認→注文
⑧制度新規買をクリック
※一般でも購入できますがこちらの方が手数料が安くなります。上記紹介のサイトで見比べてみて下さい。
⑨『注文数量』入力・『成行』『当日』を選択
⑩確認→注文
⑪注文の確認
注文約定一覧にて、
・『買』と『売』が同数になっているか
・売りは一般になっているか
・成行注文になっているか
を確認して終了。
⑫翌日9時以降、二つとも約定していることを確認したら、『信用買い』の現引きを行う。
現引きのタイミングは、9時以降で15時(大引け)より前に行って下さい。
〜現渡編〜
こちらのサイトが見やすいので参考にして頂ければと思います。
⑤クロス取引をする上でのコツ
最後に自分が意識している事をお伝えします。
・早め早めの取得を心掛ける
特にSMBCや楽天の長期で取得できるときの話ですが、例えば1〜2週間後で取得してもそんなに手数料は変わりません。
一度、上記の手数料を計算できるサイトで計算してみるとわかります。
ただ、遅くなればなるほど、在庫がなくなる可能性があることと、意識をそこに取られてしまう懸念があります。
個人の考え方にもよりますが、個人的にはさくっと取ってしまって他のことに集中する方がいいと思います。
そもそも私の場合『心にゆとりを持つこと』が目的なので。3月であれば、4月。4月であれば、6月をみるといいかもしれません。
・ミスは大敵
このクロス取引で大きな損失をだすとしたら、『人為的ミス』です。恥ずかしながら何回かおかしてしまっています。
これを防ぐためには余裕を持った行動と、徹底確認が必須になります。
どれも社会人の必須ですよね。そのトレーニングになると私は思って日々気をつけています。
対策:エクセルで管理表を作成するのもお勧めです。購入銘柄数が増え、扱う証券会社が増えると、株を購入したことを忘れてしまうことがよくあります。それをふせぐためです。
・ミスは忘れる
恐らく気をつけていてもミスは起こると思います。ただ、クロス取引をしていればすぐ取り戻せるミスがほとんどですし、起こったことは変えられないので、忘れることをお勧めします。
・ブログをみる
今回、色々とブログも参照とさせて頂いておりますが、個人的によく見ているのがこちらのサイトです。
なぜこんなに取得できるのか不思議ですが、銘柄取得がとても上手いので参考になるかと思います。
ただ、この方が取得したタイミングでは通常では取れないケースが多いです。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
『クロス取引』は始めるまでは、腰が重たいという気持ち非常によく分かります。私自身、クロス取引を知ったのはかなり前ですが、一昨年辺りから重い腰を上げて始めました。
結果、『少しゆとりのある生活』ができています。
そのことを少しでも共有できればと思い、執筆致しました。
クロス取引に関しては意外と奥が深く、まだ書き切れていない方法がたくさんあります。これについては追記させて頂きたいと思いますが、これをきっかけにいろんな方のブログを見てみてはいかがでしょうか。
今回の内容で少しでも皆様の『ゆとりのある生活』に貢献できていると幸いです。